しかし、ほんとうに困ったのは、政府/保安委員/東京電力・・・・いったい、誰が指揮をとって、収束への計画をたて、どのような人の配置で、いったいどこまで進んでいるのかが、明確にみえない。
散在する情報や噂、発表は、それぞれに勝手な解釈がつき、訳のわからない学者が解説評論している現状は、ほんとうに情けないの一言に尽きる。
本来、誰がリーダーなのかは決まっているはず。 そう、日本国首相。
首相が、びしっとリーダーシップを発揮して、日本を引っ張って行く・・・原発やら復興策やら、細かい技術的なこととか、政権的なことなんて、そっちのけでいいから、日本は、一丸となっていま、がんばるんだっていう力強いメッセージを日本はもとより、世界に向けて発してほしかった。
逆に言えば、この世界をも巻き込むような大きな厄災の下、日本のリーダーとして万人が拳を握って「よし!」って思えるようなメッセージを発することで、災害地域のみならず、経済/貿易などの広い範囲で、大きな安心感を、多くの人に与えられたはずなのに・・・
一国民としては、本当に残念だ。
極端な例になるが、インディペンデンスデイ という映画を見たことがあるだろうか?
このなかで、エイリアンにメッタメタにやられている状況で、最後の攻撃をかけるぞってときに、アメリカ大統領が自ら戦闘機に乗り込む前に、この映画の題名ともなるスピーチを行う。
あんな、力強い、そしてなによりも、「やるぞ」という気持ちを全ての人に分け与えることができるようなスピーチを、管首相ができていたら・・・きっと世界中の歴史に残る、日本のリーダーとなっていたのではないだろうか
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